茶筅
一本の竹を割き、削り、束ねる。
茶筅は、抹茶を点てるためだけに生まれました。
500年の歴史The origin
室町時代に高山で生まれた高山茶筅は、最も素晴らしい茶筅としておよそ500年、一子相伝で受け継がれてきました。竹を選び、割き、削り、編む
工程のすべてが、今も職人の手と小刀だけで行われます。
穂先へ向かうほど薄く削り、
側面まで面取りする。
その一手間が、泡のきめになる。
日本の伝統的工芸品であり、作り手はごく限られた貴重なものです。現在世界中で起きている抹茶ブームにより、入手困難とされています。SALON DE MATCHA も、この高山茶筅こそが最上のものと考えています。
だからこそ、もう一本。Why we chose ours
高山茶筅は、茶会・特別な日のための一本です。けれど、毎朝の一服や、お稽古のために気軽に手が伸びる茶筅も必要でした。SALON DE MATCHA の茶筅は、伝統的な形に倣ってハンドメイドで作られ、食品に触れる道具として第三者機関の試験を経てお届けしています。美しさだけではなく、手軽さと安心も基準に製作していただきました。


安い茶筅を選ぶ前に
- 箱を開けた瞬間、薬品の匂いがする。漂白や防カビの処理が明かされていないことがあります。
- 穂が硬く、しなりません。茶碗を傷める原因にもなります。
- 泡が立たない。抹茶は同じでも、口当たりが変わってしまいます。
- ひと月ももたずに穂が折れる・大きく開いてしまう。

安物買いの銭失い。茶筅ほど、この言葉が当てはまる道具もありません。
五つの所作From first use to storing
ならす

茶碗に湯を注ぎ、穂先だけを3分ひたします。中心の内穂まで湯が回るよう、ゆっくりと回してください。熱湯は竹を傷めますので避けてください。竹も生きているので丁寧に。
SALON DE MATCHA の茶筅は高山製よりわずかに硬いため、初回は少し長めに。これだけで、驚くほどしなやかになります。湿らせる
2回目からも、点てる前にさっと湯にくぐらせます。穂が折れにくくなり、泡立ちも変わります。長く使うための、いちばんの秘訣です。
点てる
温めた茶碗に抹茶を茶杓2杯(約2g)、湯を60〜70ml(目安)。手首だけを使って、前後に速く動かします。流派によって点て方は異なりますが、どの流派も同じことを言います。大切なのは、上手さではなく真心。「おいしくなあれ」と唱えながら心を込めて点てましょう。
すすぐ
茶碗に湯を張り、穂先だけを静かに振って抹茶を落とします。残った粉は、指の腹でやさしく。洗うのは汚れた穂先だけで、軸とかがり糸は濡らしません。
洗剤・食洗機・煮沸は使わないでください干す、そのまま

くせ直しに挿して穂を広げ、風通しのよい日陰で完全に乾かします。挿したままにしておけば、それが保管です。箱や袋には戻さないでください。
竹は生きています。高温多湿を避けて。使ううちに穂が数本折れるのは、道具が働いた証です。二本を、場面でA quiet recommendation
大切な茶碗を使う席では、穂のしなやかな高山製を。器を守り、泡のきめが席の格をつくります。
朝の一服、お稽古、旅先に。
気兼ねなく使える一本を。