缶を開けた瞬間のあの鮮やかな緑と、立ち昇る青草の香り。
それは、摘みたての葉が持つ生命のしるし。
正しい保存を知ることは、その感動を最後の一杯まで届けること。
色が語る、抹茶の鮮度
抹茶の美しい緑色はクロロフィル(葉緑素)によるもの。しかしクロロフィルは光・熱・酸化に非常に敏感で、保存状態が適切でなければ急速に変色していきます。
※ 実際の色変化は品種・等級・保存環境により異なります
色の変化は「見た目だけの問題」ではありません。新鮮な抹茶は上等になればなるほど鮮やかな緑をしています。しかし劣化すると色が赤みがかって変色し、「覆い香」と呼ばれる甘みある香りも傷んだ香りへと変わってしまいます。クロロフィルの分解と同時に、テアニン(旨み・甘み)やカテキン(抗酸化成分)も劣化——見た目が美しい抹茶は、風味も栄養も豊か。そういう関係にあります。
抹茶の“三大の敵”
酸素(酸化)——空気に触れた瞬間から酸化は始まります。香り成分が揮発し、クロロフィルが分解され、旨みが失われていきます。開封後は空気との接触を最小限に。
光(光酸化)——紫外線・蛍光灯の光でもクロロフィルは分解されます。遮光された容器での保管が必須です。
熱・湿気——高温多湿は酸化を加速させ、においを吸着させます。冷暗所、または冷蔵庫での保管が理想的です。
ダマ(粒)について——品質は問題なし
稀に、缶を開けると抹茶にダマ(粒)ができていることがあります。これは静電気や輸送中の振動によるもので、品質には一切問題ありません。
🍵 ふるいにかけるひと手間で解決
ダマは見た目にも美しくなく、点てにくい場合があります。茶こしや抹茶用のふるいにかけてからお使いいただくと、なめらかな粉状に戻り、泡立ちも美しくなります。
保存のベストプラクティス
開封後は1ヶ月以内に飲み切る——空気に触れた瞬間から劣化が始まります。風味を最大限に楽しむには、できる限り早い消費を。
冷暗所または冷蔵庫で保管する——常温保管の場合は直射日光・高温を避けた冷暗所へ。長期保存したい場合は冷蔵庫のチルド室がおすすめです。
冷蔵庫から出したらすぐ使う——温度差による結露が抹茶に水分を与えてしまいます。必要な分を素早く取り出し、中蓋・外蓋をしっかり閉めてから庫内へ戻して。
冷凍保存は長期の場合のみ、必ず常温に戻してから開缶——冷凍保存された抹茶をそのまま開けると結露し、湿ってしまいます。必ず常温近くまで戻してから開缶してください。
大きなパックは小分けにして保存——業務用や大容量タイプを購入した場合は、使う分ずつ小容器に分けて。缶はその「小分け先」としても最適なサイズ設計です。
においの強い食材の近くに置かない——抹茶は繊細な粉末。冷蔵庫内ではにおい移りに注意。中蓋・外蓋を確実に閉めることが大切です。
本気で品質を守りたい方へ——
3重バリア保存法
品質に徹底的にこだわりたい方には、SALON DE MATCHAがおすすめする「3重バリア法」があります。開封後もほぼ未開封に近い状態を維持できる、究極の保存術です。
銀の内袋をゴム・クリップで密封
商品に同封の銀(アルミ)袋は、そのまま輪ゴムやバッグクリップでしっかり密封。空気を追い出してから閉じるのがポイント。
さらにジップロックへ
密封した袋をジップロック(食品用密封袋)に入れ、空気をしっかり抜いて閉じます。においの移りも二重にシャットアウト。
缶(MIRAI・KIZUNA、中蓋付き)に収納して冷蔵へ
中蓋を閉めた状態で缶に入れ、冷蔵庫へ。缶が遮光・衝撃保護の役割も果たし、完璧な3層の防御が完成します。
✦ この方法なら、開封後も長期間にわたって開封直後に近い鮮度・香り・色をキープできます。大切な方へのギフトや、特別なシーンのためにストックする際にもおすすめの保存法です。
SALON DE MATCHA からひとこと
保存環境が変われば、同じ抹茶でもまったく違う味になります。せっかくの上質な一缶を、最後の一服まで美しく楽しんでいただくために——保存もまた、茶の道のひとつです。

あなたにはどちらが向いている?
缶 vs スティック
抹茶を毎日楽しむ方には缶タイプが最適ですが、「週に1〜2回」「気が向いたとき」という方には、スティックタイプを強くおすすめします。その理由は、密閉性と鮮度にあります。
✦ 中蓋付きで繰り返し密封可能
✦ 30g入りでたっぷり使える
✦ インテリアとして飾れる美缶
△ 開封後は早めの消費が理想
✦ 1本ずつ封を切って使い切り
✦ 開封のたびに常に新鮮
✦ アルミ袋の密閉性が最高峰
✦ 旅行・外出にも携帯しやすい
なぜスティックの方が密閉性が高いのか?
缶に使用しているアルミガゼット袋も高品質ですが、スティックは1本ずつ個別にアルミ袋でシールされています。開封するのはその1本分だけ——残りは完全密封のまま。空気・光・湿気に触れる機会がゼロなので、最後の1本まで開封直後と変わらない鮮度でお楽しみいただけます。
