ジャーナル  /  2026.05.03

抹茶の色と香りを守る、正しい保存の知識

 

缶を開けた瞬間のあの鮮やかな緑と、立ち昇る青草の香り。
それは、摘みたての葉が持つ生命のしるし。
正しい保存を知ることは、その感動を最後の一杯まで届けること。


01 · 色

色が語る、抹茶の鮮度

抹茶の美しい緑色はクロロフィル(葉緑素)によるもの。しかしクロロフィルは光・熱・酸化に非常に敏感で、保存状態が適切でなければ急速に変色していきます。



Fresh · 適切に保管 鮮やかな深緑

開封直後のような輝く緑。
香りは青草のように清々しく、旨みが豊か。


Oxidized · 保管不適切 くすんだ黄緑〜茶色

酸化・光劣化が進んだサイン。
風味は薄く、青臭さや雑味が出やすい。

※ 実際の色変化は品種・等級・保存環境により異なります

色の変化は「見た目だけの問題」ではありません。新鮮な抹茶は上等になればなるほど鮮やかな緑をしています。しかし劣化すると色が赤みがかって変色し、「覆い香」と呼ばれる甘みある香りも傷んだ香りへと変わってしまいます。クロロフィルの分解と同時に、テアニン(旨み・甘み)やカテキン(抗酸化成分)も劣化——見た目が美しい抹茶は、風味も栄養も豊か。そういう関係にあります。



02 · 三大の敵

抹茶の“三大の敵”


I.

酸素(酸化)——空気に触れた瞬間から酸化は始まります。香り成分が揮発し、クロロフィルが分解され、旨みが失われていきます。開封後は空気との接触を最小限に。

II.

光(光酸化)——紫外線・蛍光灯の光でもクロロフィルは分解されます。遮光された容器での保管が必須です。

III.

熱・湿気——高温多湿は酸化を加速させ、においを吸着させます。冷暗所、または冷蔵庫での保管が理想的です。



03 · ダマについて

ダマ(粒)について——品質は問題なし

稀に、缶を開けると抹茶にダマ(粒)ができていることがあります。これは静電気や輸送中の振動によるもので、品質には一切問題ありません。

🍵 ふるいにかけるひと手間で解決
ダマは見た目にも美しくなく、点てにくい場合があります。茶こしや抹茶用のふるいにかけてからお使いいただくと、なめらかな粉状に戻り、泡立ちも美しくなります。


04 · 缶のこだわり

Exclusive Feature

他の抹茶缶にはない、
密封中蓋を採用

SALON DE MATCHAの缶は、外蓋の下にもうひとつの密封中蓋を備えています。開封のたびに中蓋で密閉することで、缶内の空気量を最小限に抑え、開けるたびに新鮮な状態をキープ。これは「器としての缶」へのこだわりであり、最後の一服まで品質を守るための設計です。


05 · 保存方法

保存のベストプラクティス


01

開封後は1ヶ月以内に飲み切る——空気に触れた瞬間から劣化が始まります。風味を最大限に楽しむには、できる限り早い消費を。

02

冷暗所または冷蔵庫で保管する——常温保管の場合は直射日光・高温を避けた冷暗所へ。長期保存したい場合は冷蔵庫のチルド室がおすすめです。

03

冷蔵庫から出したらすぐ使う——温度差による結露が抹茶に水分を与えてしまいます。必要な分を素早く取り出し、中蓋・外蓋をしっかり閉めてから庫内へ戻して。

04

冷凍保存は長期の場合のみ、必ず常温に戻してから開缶——冷凍保存された抹茶をそのまま開けると結露し、湿ってしまいます。必ず常温近くまで戻してから開缶してください。

05

大きなパックは小分けにして保存——業務用や大容量タイプを購入した場合は、使う分ずつ小容器に分けて。缶はその「小分け先」としても最適なサイズ設計です。

06

においの強い食材の近くに置かない——抹茶は繊細な粉末。冷蔵庫内ではにおい移りに注意。中蓋・外蓋を確実に閉めることが大切です。


上級者向け保存術

本気で品質を守りたい方へ——
3重バリア保存法

品質に徹底的にこだわりたい方には、SALON DE MATCHAがおすすめする「3重バリア法」があります。開封後もほぼ未開封に近い状態を維持できる、究極の保存術です。

1

銀の内袋をゴム・クリップで密封

商品に同封の銀(アルミ)袋は、そのまま輪ゴムやバッグクリップでしっかり密封。空気を追い出してから閉じるのがポイント。

2

さらにジップロックへ

密封した袋をジップロック(食品用密封袋)に入れ、空気をしっかり抜いて閉じます。においの移りも二重にシャットアウト。

3

缶(MIRAI・KIZUNA、中蓋付き)に収納して冷蔵へ

中蓋を閉めた状態で缶に入れ、冷蔵庫へ。缶が遮光・衝撃保護の役割も果たし、完璧な3層の防御が完成します。

✦ この方法なら、開封後も長期間にわたって開封直後に近い鮮度・香り・色をキープできます。大切な方へのギフトや、特別なシーンのためにストックする際にもおすすめの保存法です。

SALON DE MATCHA からひとこと
保存環境が変われば、同じ抹茶でもまったく違う味になります。せっかくの上質な一缶を、最後の一服まで美しく楽しんでいただくために——保存もまた、茶の道のひとつです。



06 · 選び方

あなたにはどちらが向いている?
缶 vs スティック

抹茶を毎日楽しむ方には缶タイプが最適ですが、「週に1〜2回」「気が向いたとき」という方には、スティックタイプを強くおすすめします。その理由は、密閉性と鮮度にあります。


缶タイプ · Can MIRAI缶 / KIZUNA缶 毎日飲む方に

✦ 中蓋付きで繰り返し密封可能
✦ 30g入りでたっぷり使える
✦ インテリアとして飾れる美缶
△ 開封後は早めの消費が理想

スティックタイプ · Stick MIRAIスティック / KIZUNAスティック たまに飲む方に

✦ 1本ずつ封を切って使い切り
✦ 開封のたびに常に新鮮
✦ アルミ袋の密閉性が最高峰
✦ 旅行・外出にも携帯しやすい

なぜスティックの方が密閉性が高いのか?
缶に使用しているアルミガゼット袋も高品質ですが、スティックは1本ずつ個別にアルミ袋でシールされています。開封するのはその1本分だけ——残りは完全密封のまま。空気・光・湿気に触れる機会がゼロなので、最後の1本まで開封直後と変わらない鮮度でお楽しみいただけます。



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Salon de Matcha 2026.04
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